新世紀エヴァンゲリオン
NEON GENESIS EVANGELION

TILL THE END OF WORLD.




「時空の歪み?」

ネルフ、第一発令所でミキの声が響く。

「そう、あの日、使徒を倒した後からずっと時空が歪んでるの。
波長パターンはオレンジを示しているし、使徒で無い事を祈るしかないわ」

それに答えたのはリエだ。そして溜め息をついて。

「ショウ君とカエデちゃん、今日学校でしょう?
保護者のあなたの所為であの2人が遅刻したらどうするの?」

あまりいい話で無かった為、話の話題を変えるリエ。
ショウとカエデは今日から学校だ。

「解ってるわよぉ。でもリエだって知ってるしょ。私が朝弱いこと」

「カエデちゃんも朝が壊滅的に弱いのよ?
それと同レベルのあなたがそこにいるのだから彼は朝からストレスが溜まってるわね。
間違いなく」

「う゛う゛〜、ショウ君たら酷いのよ!

『今度起きなかったら春雨で3枚に下ろしますよ』って笑顔で言ったのよ!笑顔で!!」

「それは物騒ね」

ミキが涙目で抗議してくるのを軽く受け流しながらコーヒーの入ったカップに口を付けるリエ。
その仕草はとても美しいものであった。ただし、隣で涙目になっている者がいなければ。

「ねぇ、一緒にショウ君が帰って来たら謝ってよぉ〜(泣)」

「自業自得ね。次からは精進する様に励みなさい」

「そんなぁ〜(マジ泣)」

そんな会話を見ていたアスカがぽつりと、2人に聞こえない様に呟いた。

「ミキの給料2割減したくなったわ。やっぱり遅刻はいけないわね」

さらにカオルもそれに答えるように。

「人の遺伝は素晴らしいね。歴史は繰り返すって事さ」

「・・・カオル君、寝ぼけてるね?」

「渚副指令、今月給料3割減、決定ね」

アスカは職場で寝てる者には容赦が無かった。





第四話:転校生
EPISODE04:TRANSFERS.



「後どれくらいで間に合う!?」

「えと、百メートルを5秒で走れば間に合うよっ」

「それじゃあ間に合わないだろうがっ!」

叫びながら走っているのはもちろんショウとカエデだ。
かなり時間がやばいらしく、約一名、常人では無理なスピードで走っている。
それはもちろんショウだ。
そもそも、何でこんな事になったかと言うと・・・。




「起きろカエデ!」

一番早く起きたショウがカエデを起こそうとする。

「うにゅ〜お団子とショウ君がいっぱい〜」

「何意味わからない事言ってんだ!起きろ!!」

しかし起きないカエデ。

「しょうがない、先にミキさんを起こして来るか」

トントントン

「ミキさ〜ん、朝ですよ〜」

すーと襖を開けて中に入るショウ。
そこにあったのは。

酷い寝相で床に転がっているミキの姿だった。

はっきり言って職場での彼女だけしか知らない者がこれを見たら絶叫するだろう。
彼女の寝相はそこまで酷かった。

「起きて下さいよミキさん」

ミキを揺さ振るショウ。
しかし、ミキは唸るだけ全く起きる気配がない。

「まさか、ミキさんもカエデと同じなのか・・・?」

その予想は見事に的を射ていた。

で、この後ショウがカエデを例の方法(※第参話を参照)で無理矢理起こし、
叩き起こしたミキを脅して今の状況に至る。




「ともかく走れっ!」

「うにゃうにゃうにゃ」

「頼むから真面目に走ってくれ〜!」

「私、真面目に走ってるよぉ〜!」




「遅刻っ!遅刻っ!初日から遅刻は流石にやばいよねっ!」

こちらも一人の少女が走っていた。
髪は綺麗な黒髪で、ポニーテールにしてある。
そして口にはトーストをくわえて走っていた。
彼女もカエデと同じ青い制服を着ていた。




「もっと早く走れ!」

「もう無理だよぉ〜!」

ショウは先に十字路を渡りきる。
その後からカエデも走ってくる。だが・・・。

「わ〜!どいてどいて〜!!」

十字路のど真ん中を走っているカエデに先程の少女がぶつかった。
それもすごい勢いで。

「いたたたた・・・・」

「うにゃぁ〜・・・・」

カエデはおでこを抑えながら涙目になっている。
少女は、

「あ、あ〜!私の朝ご飯〜!!トースト返せ〜!!」

雀達にくわえていたトーストをつつかれ嘆いていた。

「あ!時間!」

少女は腕時計を見るなりそう叫ぶと「ごめんね〜」と言い、走っていった。




「ひ〜ん、痛いよぉ〜」

学校に着いてもなお、おでこを抑えながら涙目のカエデにショウは。

「まだ痛むのか?」

一応、心配して聞く事にした。

「まだ痛いのぉ〜」

涙目で訴えるカエデ。もしかしたら打ち所が悪かったのかもしれない。

「どれ、見せてみろ」

カエデが両手をおでこからどけるとそこにたんこぶが出来ていた。

「たんこぶが出来てるだけだな・・・」

もう少し詳しく調べる為に、ショウはATフィールドを展開し、
それを手に纏わしてカエデのたんこぶの上にのせた。

「・・・・・異常なし」

結果は『異常なし』だ。
ショウの特技の内の一つ、『状態確認』。
文字道理、対象物の状態を確認する能力。
ATフィールドを手の平に集め、それを対象物に当てる。
そして、それの内部へと、
世界最高の精度を誇る顕微鏡ですら見えない極小の穴の内部へとATフィールドの触手で侵入するのだ。
そしてATフィールドの全方位、360度、映ったものは直接ショウの脳へとその情報が送られる。
もちろん、異常があるか無いかの判断の為にある程度の知識が無ければダメだが、
それは彼の剣の師であるユリに無理矢理たたき込まされた。

「まだ痛むか?」

「痛いけど、我慢する」

「よし、我慢してろ」

そしてショウがカエデの頭を撫でる。

「うにゃぁ・・・・」

何故かカエデはそれで夢心地になっていた。




「職員室ってここですか?」

ショウが通りかかった教師に声を掛ける。

「ん?転校生か。おーい、霧島先生!」

その教師が室内に向かって大声で呼びかけると、

「はーい、ここにいますよー」

いきなりショウの真後ろに現れた。

あわてて臨戦体勢を構えるショウ。

(気配がしなかった!?いつの間に・・!?)

それを見て彼女は笑顔を作る。

「そんなに構えなくてもいいわよ、水無月ショウ君」

「いつの間に後ろに回ったんですか、霧島先生」

先程の教師はさほど驚かずに聞いた。

「いえ、私も彼等の事、探してたんですよ。それで後ろに」

「相変わらず尾行が上手ですなぁ、霧島先生は」

「伊達に戦自の少年兵やってたワケじゃありませんからね」

「そうですか、それでは私はそろそろ行きます」

そう言うと教師は階段を上っていった。
そして彼女はショウの顔をじーっと、見つめていた。

「な、なんですか・・・?」

いくらなんでもここまで顔が接近するとショウも恥ずかしいらしい。

「本当、シオリちゃんそっくりねぇ」

「母さんを知ってるんですか?」

「ええ、私はシンジやアスカさん、カズト君にシオリちゃんと高校時代同じだったから」

「父さんまで?」

「お父さんとお母さんも?」

母と父の名が出て反応するカエデ。やはり両親の事は気になるらしい。

「そーよー、あの時は大変だったんだからー」

階段を上がりながら言う霧島教師に着いていく2人。

「あ、そう言えば自己紹介がまだだったわね。私は霧島マナ。元、シンジの彼女第一号よ♪」

「お父さんの彼女さん第一号?」

「そ、私が一番最初で、次がマユミちゃん、最後にアスカさん」

ショウは大人しくマナとカエデの後ろでその話を聞いている。

「お父さんって、色々な人と仲良かったんですねぇ」

「そうよ〜、シンジはどちらかと言えば『護ってあげたい男の子』タイプだったから、
余計に母性本能くすぐられちゃって。でも一度決意したことはよっぽどの事が無いと曲げなかったし」

「でも何で霧島先生の事振っちゃったんですか?」

「んー、振ったって言うか、成り行き上ね、仕方なかったのよ。
私とムサシは身分隠さなきゃならなかったし。まぁ、汚い大人の都合って奴?」

「ムサシ?剣士の?」

『ムサシ』と言う言葉に反応したのはショウだった。
恐らく彼は剣豪の『武蔵』と聞き間違いしたのかもしれない。

「ノンノン。今の私の夫。私の昔からの同僚なの。
2人で逃亡中は何でも私優先にしてくれたの。よくいう惚れ直し、かな?」

「お父さんは・・・」

「あ、さっきの」

「カスミちゃん、待ってた?」

カエデが目を輝かせてまた質問しようとした時、
『2−A』と書かれたクラスの前に、朝カエデと衝突した少女がいた。

「あ、今朝の可愛い子」

どうやら向こうも気づいたらしい。
カエデは『可愛い子』と言われ面を食らった顔になっていた。

「2人共、この子も今日このクラス、『2−A』に転校してきた子。
篠原カスミちゃんよ」

「初めましてっ!って、朝会ってるもんね」

「あれは会ったというか・・・」

真正面からカエデとぶつかった際、少し顔を見た程度だ。

「はい。話はこれまで。私が言ったら入って来てね」

マナはそう言うと教室の中に入って行く。




やっとマナ先生が来た。
美人なのは確かだが、あの明るさを見ているとある一人の少女の事を思い出す。
いつも、辛いときも、楽しい時も一緒だった、彼女の事を。

「はーい、今日は噂で聞いてるかもしれないけど、転校生が来まーす」

それと共に教室中が騒がしくなる。
男子のほとんどは美少女を思い浮かべて。
女子のほとんどは格好いい少年を思い浮かべて。
俺としてはどちらでもかまわない。
いつも心の中にいる彼女しか俺には会いたい人はいないのだ。

「それじゃ、ショウ君、入って来てー」




「「「きゃああああぁぁぁぁ!!!!」」」

五月蠅い。正直に言えばそれがしっくりくる。
教室に入るや否や恐らく女子からの悲鳴(歓声)が上がる。
よくもまぁ、朝からハイテンションだなぁこの学校は。

「水無月ショウです。第二東京から来ました。趣味は音楽鑑賞とピアノの演奏。
特技は特にありません。それと右腕は機械鎧でリリンです」

まぁ、こんなもんだろう、自己紹介は。

「それじゃショウ君は窓側の席で空いてる所座ってねー」

霧島先生は俺の性格を把握しているようだ。

「次はカエデちゃん、入って来てー」




「「「うおおおおおぉぉぉぉ!!!!」」」

こ、怖いよぅ・・・。
いきなり大声の洗礼を受けてしまって私はあたふたあたふたしてるのが自分でも解る。
とにかく気持ちを落ち着かせて。

「碇カエデです!ショウ君と同じ第二東京から来ました。趣味はお昼寝です。
特技は特にありません。よろしくお願いします!」

「昼寝は趣味とは言わないし、特技は布団に入った瞬間に寝ることだろ」

何か聞こえた気がするけど。
で、それでまた歓声が上がって。
やっぱり怖いよぅ・・・。

「それじゃカエデちゃんはショウ君の隣に座ってー」

え?ショウ君のお隣?わーい!うれしいなー♪
霧島先生、だーい好きー♪

「それじゃあ最後、カスミちゃん、入って来てー」




カスミ?今先生は確かに『カスミ』と言った。
まさか、あのカスミだろうか?
まだ、断言するには判断材料が足りない。
『カスミ』とやらを見てから判断しよう。




黒板に『篠原カスミ』と書き、彼女は言った。

「初めましてっ!篠原カスミですっ!えっと・・・武蔵野から来ました。
趣味は体を動かす事、特技は特にありません、この街の事は良く解らないので、よろしくお願いします!」




自己紹介を終えると男の子達から歓声が上がる。
別に興味は無いから雑音にしか聞こえない。
ふと、一人の男子と目があった。
そう、それは忘れた事がない、彼の、『篠原カイト』の目だった。




「んじゃ、カスミちゃんはカエデちゃんの後ろに座ってねー」

霧島先生が言うとカスミは転校生・・・碇の後ろの席についた。
あの時、一瞬だけ目があった時に解った。
間違いない。カスミだ。
俺の義理の妹で、恋人でもある、あのカスミだ。




一時間目は転校生への質問タイムとなった。
ショウからすれば迷惑極まりない事だった。
理由は至って単純。
一時間目は寝てすごすつもりだったからだ。
昨日バグエル戦前にカエデに言った約束を守るため、
ひたすらみたらし団子を作っていたのだ。
カエデはみたらし団子なら無尽蔵に食べる為、
5,6時間ぶっ続けで団子を作るハメになったのだ。
ショウはベットに入った時、

『もう団子をカエデとの賭けに出すのは止めよう』

と思ったとか思わなかったとか。

「ねーねー、水無月君はどうして右腕が機械鎧なの?」

『そんなの右腕が無いからに決まっているどろう』と心の中で突っ込みながら、

「昔、ちょっとした事故で。それで右肩と胴体が生き別れ」

「うわー、すごいねー痛くなかった?」

『痛いに決まっているだろう』とさらに突っ込みながらショウは、

「死ぬ程痛かった」

と、答えた。
そして顔を上に上げると自分の席の周りがぐるりと囲まれてる事にショウは気付いた。
どうやら一時間目は眠りに着くことはできないようだ。




「ねー、碇さんって目、蒼いんだね」

「うん、お母さん譲りなんだ♪」

「へー、お母さんってドイツ人?」

「ううん、日独クォーターって前に言ってた。お父さんは日本人」

「へぇー、じゃあさ、水無月君とはどんな関係?」

悪戯っぽい笑みを浮かべながら女生徒はカエデに聞いた。

「えっ、ただの幼馴染みだよぅ。今はね?

「好きなの?」

「う、うん・・・

「顔、真っ赤だよ、碇さん。碇さんって可愛いね」

「うにゃぁ・・・」

カエデは顔を真っ赤にして俯いてしまった。
どうやらカエデが復活する頃には既に二時間目に突入している頃だろう。




「篠原さんって篠原君の兄妹?」

「篠原君って誰?」

「ほら、あそこで外見てる男子」

女生徒が指差した所では一人の少年が蒼い蒼い空を見ていた。

(やっぱりカイトなのかもしれない。いえ、むしろカイトに違いないわ。
でも・・・)

「ううん、違うよ。全然知らない子」

胸が痛むのを抑えながら、カスミはそう答えた。




体育の授業。
ショウとカエデとカスミは体育着を持っていない為、見学。
男子と女子で混合バスケとなった。

「牧野!」

カイトが叫び、牧野がカイトにパスを出す。

ピー!

「あいつ、すごいな・・・」

ショウはカイトの運動神経に驚いていた。
恐らく彼はチームのリーダー的存在だろう。
ベストのタイミングでパスを出し、仲間がパスを出したい所にいる。
そして一気に勝負を決める決断力。
ショウも運動は得意だが、あんなプレイをする人物をこの目で見た事がなかった。




『こちらD、A,B,C,応答せよ』

『こちらA,確認』

『こちらB,確認』

『こちらC,確認』

『いいか、目標は8Thだけだ。NERV総司令の娘には手を出すなよ』

『『『了解!』』』

平和な第一中学校で、何かが起きようとしていた。




ガサッ

物陰からの、音。
それはショウに伸びていた。そして・・・

ドオオォォォォン!!!

「な、何?」

マナが声を上げる。
爆発したのは校舎と校舎の間。

ショウにはそれぐらいは見なくても分かった。

「霧島先生!みんなを教室に逃がして下さい!」

「え?」

「早く!」

「分かったわ。みんな!教室に退避して!」

悲鳴を上げながら校舎へ入って行く女子に、だるそうな男子。

「早くしろ!」

ショウが叫ぶ。

次の瞬間、ショウの足下に影が映った。

「ちっ!」

舌打ちするなり隣にいたカエデとカスミをATフィールドで守り、突き飛ばす。

がきぃん!

金属同士がぶつかる音が響く。

「よく受け止めたな。褒めてやろう」

「しつこいな、お前等も。なんど目だよ、これで?」

ショウはナイフを腕で受けながら言った。

「そんな事を言っていられるのも今の内よ」

「そうだ。どの道お前は我らにとらわれる運命なのだからな」

一人、草陰から現れる。

明らかに戦自かそこらであろう迷彩服を着ていた。

「今日こそ貴様を連れて帰ってやる」

「あいにく、もう俺には家は間に合ってるんだが」

「もっと面白い所へ連れていってやろう」

さらに2人。合計4人。

「霧島先生!早く生徒を校舎内へ!」

「でも!」

「いいから!」

ショウの言葉に押され全員が校舎へと入っていく。
もちろんショウを残して。

「さて、人が折角まともな学園ライフを満喫している時に来た事、後悔させてやるぜ?」

ショウは不適に4人の男達に言い放った。




「しゃああああぁぁぁぁぁ!!!」

一人が奇声を上げながらナイフを突き出して来る。

「効くか、バカ野郎」

それをATフィールドで受け止め、腕を薙ぐ。

「ぐあっ」

男はそのまま吹き飛ばされる。そして。

「・・・『神速』」

一瞬の内にショウの体がかき消え、もう一人の男の腕を掴み、投げ飛ばす。

「なっ!?」

一瞬の出来事の為に受け身も取れず数メートル、地面を転がって行く。

「二つ」

ショウはそう言うとポケットからナイフを出し、3人目の肩にそれを投げつける。

どすっ

それは見事に肩に刺さり、男は激痛に一瞬、視界をくらます。
しかし、目を上げた次の瞬間、男が見たのは至近距離まで迫ったショウの顔だった。
そのまま右腕でアッパーを入れ、顎を砕き、それを4人目に投げつける。

4人目はそれを避け、一気にショウに迫ろうとする。だが、

「如月流、『陰影』」

そう呟くとショウの体が消えていく。
まるで、影に飲まれるように。

「遅ぇよ」

声が聞こえた瞬間、男の意識はショウの手刀によって刈り取られた。




「・・・56秒、か。前より3秒記録更新」

小さく呟き、携帯を出し、どこかに電話を掛けるショウ。

「はい、バカが4人、来たんで叩きつぶしました。一人以外は軽傷です。
多分、一人顎の骨がいってるんで、よろしくお願いします」

電話を切って、溜息を吐く。

「ショウくーん!」

校舎側からカエデが走ってくる。

「大丈夫?ケガ無い?」

「ああ、大丈夫だ。少しもの足りなかったが」

「でも、すごいよ、前より3秒も記録更新だよ♪」

「まぁ、どうでもいいんだけどな」

さらにマナが

「だ、大丈夫?」

「はい、この通り、全然平気ですけど」

「そ、よかったわぁ〜、ケガしてたら私の監督不届きで懲罰が下ってたし」

(アスカ姉さんだな・・・)

おそらく懲罰を下すのはアスカだろう。

「え?何?ケンスケ君、もう一度言って!?」

マナの携帯が鳴ったかと思えば、すぐに言葉を荒げるマナ。
どうやら何かあったらしい。

「そう、分かったわ。ええ、2人をすぐに行かせるから」

電話を切って、マナはショウに言った。

「ショウ君、緊急事態よ、すぐに本部に行って」

「は?」

いきなりの事にショウは間抜けな声を出してしまった。






後書き

今回はキャラコメもどきはお休みです。
なんか文章が変だとかは自覚してるので指摘しないで〜(泣
取りあえず、次回はちゃんとしないとやばいので、
次回は土日前に終わらせよう〜(汗
ああ、一応マナ登場です。
ちゃんと学校の先生してます。
カスミとカイトはオリキャラです。
カスミは黒髪のロングストレート、
カイトは短髪の茶髪です。
ああ、第五話がいつ終わるのかが怖いよぉ・・・(泣
ああ、ミユサキマナが睨んでるのが怖いよぉ・・・・(滝涙
今回は疲労が溜まってる為、ここまでです。では、第五話で。




次回予告

機関、ディラックの海

20年前に消えたエヴァンゲリオン四号機が人類に対して牙を剥いた

はたしてショウはエヴァ四号機を止める事が出来るのか?

次回「白銀の獣」

 


キャラコメ 〜前だけを・・・Ver〜(執筆 ひらとさん

 

マナ「あはー、あーちゃんも厳しいわねー。「居眠りした者は給料3割減」だなんて」

アスカ「そう? この不況の時代、就業中に居眠りしようものならリストラの対象になりかねないわ。それを考えれば軽い処罰よ」

マナ「このくらい今のネルフが厳しければ、某作戦部長さんだって」

アスカ「実現しないことを夢見ても始まらないわよ」

マナ「ま、ミサトさんだしねー」

アスカ「名前を明かすんじゃない」

 

アスカ「アンタが先生役?そんなのできるわけがないっていうか先生やらせちゃヤバイでしょうに!!」

マナ「見たところ体育の教師らしいわねー」

アスカ「『気づかれない尾行の仕方』とか教えてるのかしら?」

マナ「で私語したらエアガン乱射? いいわね」

アスカ「某熊本で学兵教えているパンク教師じゃないんだから・・・」

マナ「本○せつ・・・」

アスカ「名前を明かすんじゃない!」

マナ「ま、いっか。『シンジの彼女』という史実は守られたんだしー♪」

アスカ「史実なの? っていうか結局別れて、昔の男とくっついてるじゃん」

マナ「(ジャキっ)また追い掛け回されたいのかしら、あはー?」

アスカ「ううう・・・そいえばアンタの自称彼氏はどうしたのよ?」

マナ「うえぇ〜ん、ミユウの本をサキと見ただけなのに、怪しい上方言葉で「マナはん、反省するまでウチの敷居を跨ぐのは御法度どすえ」って追い出されたー(;○;)!

アスカ「マナ・・・」

マナ「(ぐすぐす)なにー?」

アスカ「男はシンジだけじゃないわよ(^_^)」

マナ「優しくすんなー(T□T)!!」

 



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